通信制大学生 つき

現役学生、奮闘中!

#1 通信制が”負けてる”だって?

何に対して負けてるって?

 

2021年4月、某通信制大学に入学してから早3年。

就活が始まるにあたってキャリアセンターがない地方在住の通信制大学生が

自力でアプリやサービスを駆使して情報集めに奔走していたころ。

せめて周りにいない同級生の代わりと思って藁をもすがるような思いで

通信制大学生の就活事情についてネットの検索エンジンを頼ったら

こんな言葉たちに出会いました。

 

 

通信制大学の学生は負け組』

『大学が通信制であることを隠して就活した方がいい』

『明らかに負けているので』

 

 

泣きそうになりました。

何に対して負けてるってんだ。

そんなのわざわざ聞かなくてもわかりました。通学制の大学です。

 

一般的に日本では義務教育を終えた後はやはり

通信よりも通学タイプの学校を卒業して社会に出る、という流れが多いし

そのルートを選んだ人たちにとってみれば

少数派の通信制を選んだ人たちのことをかなり遠くに感じることも多いでしょう。

 

通信制を選ぶ学生にはどのような人がいるのか。

どんな背景があってわざわざ少数派の通信制を選んだのか。

そもそも通信制ではどんな学習をしているのか。

 

まあその辺は確かに未知の世界なわけです。わかります。

そして人間の特性として”未知の世界”となると想像が働くわけです。わかります。

そんで、そのうちイメージもある程度想像されたもので固定されるわけです。

 

 

「〇〇ちゃんって、実は素行悪いとかなの...?」

 

 

これ、実際に聞かれたことのある言葉です。マジです。

なんなら、今まで「真面目だね」と言われて生きてきたくらいなんですが

マジで聞かれました。結構本気トーンでした。

 

こんな感じで実際にそっちに通っている身からすれば

「いやいや通信制に通っているイコールそう、なわけあるかい」という話なんですが

通信制の学校に通う人に出会ってこなかった人からすれば

そういうイメージなんだという話です。

通信制=素行が悪い」というフィルターが少なからず存在しているというのが

ここで一個証明された瞬間でした。

 

それが、就活にも関わってくると。

なんてこった。

 

日常的に全然現実とは違うイメージを持たれるのは全く問題ありません。

ただ就活になると数少ない情報から相手には自分を知ってもらわねばならないと。

そういうことですよね。ESや自己PR、そして経歴から読み取ってもらうわけです。

 

その時「通信制」という言葉に相手がどんなイメージを持つのか...?

採用担当の方が通信制に対して前述に似たような印象を持っていたら...?

 

 

話を戻します。

 

実際私は今大3なので(執筆時大学3年9月です)

採用担当の方とお話しするといっても合同イベントですとか

説明会、インターンシップでちらっとレベルでしかなく知識は少ないですが

まあ毎年山ほど大学生と会い続けている採用担当の方々は

きっと通信制への偏見を持っていることは少ないだろうと踏んでいます。予想です。

 

しかし、もしそんな偏見が残っていたら今後私と同じように通信制に通う学生が

就活をするとなったときあまりにも悲しいと。

それにそもそもこんなに就活に関して通信制大学に通っていることで不安になるのって

特性上情報が少ないからなのかなとも思い。

 

残念ながら地方在住だと特に、同じタイミングで就活に入る通信制の同級生も

ほぼいませんので情報交換が通学生に比べて多くありませんし。

 

ということでブログ書いてみました。

長くなりましたがこちらのブログでは

 

 ・これから通信制大学に入学しようか検討している方

 ・現在在学中で周りに同じ境遇の人がいなくて不安がある方

 ・通信制大学やそこに通う人にあまり触れてこなかった方

(・ついでに各企業の採用担当者様)

 

に向けて、現役の学生が実況も交えながら

通信制大学の実態についてなどをメモとして残していこうと思います。

ちなみに言ってしまえば私自身を鼓舞する目的でもあります。

 

面白半分に参考にしてもらえたら幸いです。

 

 

最後に。

 

通信制大学生は、なにも負けてなんかいない。

ただ知られていない事実に正面から向き合っていこうじゃないか!